※閲覧注意


※今日の記事は2016年のM-1に関する個人的な見解がダラダラ延々と続きます。

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 以上の点にご承諾いただけた方のみ、読み進めて下さい。

 昨日から書き足してアップした分、すげー長いです。(笑) <(_ _)>

 



<ココカラ>



今年のM-1は本当に面白かったですね。

とりあえず1回はタイムリーに観て、

昨日はなんだかんだで子供達と2周観ました。(笑)


どのネタも計3回観たわけですが、

音楽を聴いて、聴き込んでいくと色々な発見があるように、

漫才も観るたびに細かい言い回しや仕掛けに気付いて、

これまた面白い発見があります。

初見だと笑ってて聞き取れない部分とかありますからね。(笑)


僕の推していた「和牛」が敗者復活から勝ち上がって、

決勝戦まで進んだのは本当に嬉しかったですねー。

僕の贔屓目補正を外して観てもネタは本当に面白かったですし。

けど、ネタ・実力ともに、やっぱり銀シャリの優勝は納得でしたね。

面白かった。



M-1の歴史的に、銀シャリのような王道の漫才が優勝を勝ち取った、

っていう所に大きな意味があったような気がしますし、

あと、改めて「ネタ順」は結果を大きく左右するなーと思いました。



何を持って「王道」とするかは別の話なのでおいといて、

「王道の漫才が優勝する」というのは、

M-1の近年の歴史上、なかなか起こり得なかった事です。

それはM-1のルールである「ネタ時間4分」という縛りが生んだ功罪とも呼べると思いますが、

結果的にこのルールによって、

「4分の間にボケ・ツッコミをいくつ入れ込めるか。」

という点が芸人さん達を苦しめたとともに、

色んなスタイルを生み出すきっかけになったと僕は思っています。

例えば「笑い飯」や「NONSTYLE」のネタは「M-1仕様の雛形」だったと思います。

それを崩しかけたのが「スリムクラブ」の漫才で、

(そういう漫才のスタイルがそれまで無かったわけではないのですが。)

2010年のM-1で「スリムクラブ」が「笑い飯」の優勝を脅かしたのは間違いなく、

一旦2010年で幕を閉じたM-1は、そこで一度リセットをされました。多分。


もちろん、「ブラックマヨネーズ」や「フットボールアワー」も、

漫才のスタイルとしては「王道」と呼んで差支えなかったと思いますし、

めちゃくちゃ面白かったのを未だに覚えていますが、

いつもその陰には「笑い飯」の存在があったように思います。

それだけ「M-1仕様」という漫才スタイルは、大会の中では異彩を放って見えてたのです。


では数年後に再び幕を開けたM-1で何が変わってきたのか、と言うと、

「面白さ」とともに「構成力」がより物を言う大会になったんじゃないか、

と僕は感じています。

ボケやツッコミを「質も大事にしつつ4分間で数を打つ」という風潮から、

ネタ全体の構成力がより問われるようになったのかな、と。

「数も打つ。質も上げる。尚且つネタの土台作りとキャラ設定もぬかりない。

 それら全てを4分間の間でやり切れるか、伝えきれるかどうか。」

という点で、めちゃくちゃハードルが上がってるな、と感じました。


それは今年のハライチのネタによく表れているな、と思います。

今まではノリツッコミをひたすら打って、最後は割とやんわり終わる、

というのがハライチのネタの流れでしたが、

それでは勝ち抜けない事をご本人達もよくわかってたからこそ、

今年のようなネタの作り方にシフトしていったんだな、と思います。

「最後までしっかりと纏めきる」という所ですね。


実力のあるコンビがそういうスタイルでガンガン笑いをとるようになって、

観る人達も目が肥えて、「面白い」と「上手い」が同居したネタに感動するように

だんだんとなっていったんだと思うのです。


あと重要なのがネタ順。

決勝戦に進めるかどうかはここも重要な要素だな、と改めて思いました。

これはくじ引きなので、運を天に任せるしかないのかな、とも思いますが、

順番が早いから不利、とか後ろだから有利、というわけではなくて、

(実際に第1回チャンピオンの中川家はネタ順は1番、

 第2回チャンピオンのますだおかだはネタ順は2番でしたから。)

「誰の前、もしくは後にネタをやるのか」

というのが評価に影響するんだと思います。


今回でいうと、1番手のアキナは結構笑いをとってたと思います。

すごく面白かったです。

アキナが後半のネタ順だった場合、最終的に決勝戦に行けたかどうかはわかりませんが、

点数の基準がかなり変わってたんじゃないかな、と思います。

あと2番手のカミナリ。

僕はすごくハマってめっちゃ笑ったんですけど、

スリムクラブが前後にいた場合、評価が変わったと思います。

こんな感じで考えていくとキリがないんですが、

ネタ順の抽選の時点で結構決まってしまう、という要素は少なからずあると思います。

でも賞レースにはそういう事があるのは当たり前です。

これはスポーツで例えるのならば、その試合の主審が誰なのか、みたいな事ですから、

実力が伯仲しているのであれば、そういった外的要因が勝敗を決する事があっても、

決しておかしな事ではありません。


そう考えると「敗者復活」の枠は、出演順・タイミングとして優遇されているようにも思えます。

歴史を振り返ってみても、敗者復活から決勝戦まで勝ち進む、

あるいは優勝をかっさらっていく、というケースはとても多いです。

去年のトレンディエンジェルがそうでしたからね。

もちろん、ネタ合せをする余裕や心の準備など、

とてつもなくシビアな戦いを強いられる事は間違いないと思うのですが、

それでも目には見えない「勢い」であったり、期待感であったり、

そういった色々な要素が、順当に勝ち進んだコンビを蹴落として決勝に進むような

ジャイアント・キリング的な事を起こさせてしまうのかもしれません。

(そもそも準決勝まで勝ち進むコンビはみんなネタめっちゃ面白いので、

 その時点で実力伯仲しているのだとも思いますが。)


その点で和牛は今回運が良かった。

和牛が面白い事は僕個人的にも間違いない事だと思いますが、

たらればですけど、もし順当に勝ち進んでいて、

あのネタを1番手でやっていたら、

僕は正直、決勝戦まで行けたかどうかわからんかった、と思ってます。

敗者復活で勝ち上がってきたからこそ、という部分は少なからずあったな、と。


というわけで、決勝の決勝は僕的に、

あえて、「銀シャリ」と「スーパーマラドーナ」の一騎打ちとして観てました。

結果が出た後なのでどうとでも言えますが、

ここまで読んだ方ならば、もう気にせずそのまま読んで下さい。(笑)


「スーパーマラドーナ」が1つ目のネタとパターンを変えて、

もっとボケの数が多いネタで勝負してきて、

すごくハマってて面白かったし、うちの子供達もめちゃ笑ってたんですけど、

まさに「M-1仕様の雛形」というネタで、逆に「危うい」と思いました。

それは1つ目のネタが、今のM-1にハマっためっちゃ良いネタだったからです。

漫才のスタイルを変えてきたんですよね。

対して「銀シャリ」は変わらず王道の漫才スタイルで、そして面白かった。

ネタを観終わった瞬間はそこまで考えずに、

「銀シャリが優勝やろなー。」ぐらいにしか考えてませんでしたが、

何回も観てみると、終始銀シャリが安定して、しかも抜群に良かったな、という風に思います。

本当に漫才優等生。

銀シャリおめでとう。




ここまで書き連ねると、

僕も何が書きたかったのかよくわからないのですが、(笑)

こんだけ長くてどうでもいい記事を投稿するぐらい、

M-1が、漫才が好きだ、という事が少しでも伝わればそれでいいです。


ここまで読んで下さった方がどれほどいらっしゃるかわかりませんが、

もし0人だったとしても、僕には一片の悔いもありません。

書いたおかげでスッキリしましたし。(笑)

書いてこんだけ長いんですから、

多分、話したらめっちゃウザがられると思うんですよ。

「お前、なんやねん。」と。(笑)

それを字に起こして発散できたので、僕は今とても気分がいいです。


一度だけ、

「こんだけ語るくせに、なんで漫才をやろうと思わなかったのか。」

という風に聞かれた事があるのですが、

「漫才をやる」という考えが僕にはそもそも、そして今も当然なくて、

本当に始めっから、子供の時から「漫才は観るもんや。」と思っていて、

今までも、これからもそれが変わる事はありません(断言)。

その分、かどうかは知りませんけど、

漫才師の人達を本当に尊敬しているし、人を笑わせるって本当にすごい事だな、

といつも思ってお笑いを観ています。


だから結局何が言いたいのか、というと、

いつも言っている通り、

「漫才のレギュラー番組作ってくれ。」

という事に行きつきますね、やっぱり。(笑)

面白い漫才師いっぱいいるんですから、

もっと漫才を多くの人に観てもらう機会を芸人さん達に増やしてあげてほしいです。


長々と書きましたが、僕は面白い漫才が観たいだけなんです。

これから年末年始はそういう番組が増えるので、

それを楽しみにしたいと思います。

笑うと本当に元気出ますからね。

心の健康は笑いが源です。


本当にこれで最後になりますが、

ここまで読んで下さった方、









お疲れさんでした。<(_ _)> (笑)



以上です。



<ココマデ>




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