代弁者。
「敬愛するwash?が、敬愛するthe pillowsとツーマンをやる。」
という知らせを春に聞きつけて、
予約開始してすぐにチケットをとった。
当日を迎えるまで、
「このチケットだけは、当日までは何があっても失くせない。」
とソワソワしながら待ち焦がれて、
昨日その日を迎えて、オープン前より随分早く着いてしまったけど、
新宿LOFTの看板を見て安心して、
「本当に今日が来たんだ」ってすごく感動した。
観終わった後、wash?のフロントマンである大さんと握手出来た。
色んな事を本当は言いたかったけど、上手く言葉にできなくて、
「お前のためのツーマンだったな。」
って言われて「最高でした!」としか言えなかった。
でも、それが本音。
昨日のwash?のライブは格別だった。
the pillowsというロックレジェンドと対等に演るっていうプレッシャーは、
僕らオーディエンスには計り知れないものがあったはずだけど、
wash?初見であろうバスターズ(the pillowsのファンの事)が、
wash?を受け入れていく様を、後方からステージを観ていた僕はすごく感じた。
「wash?の爆音、最高やろ?」
「大さん言葉、刺さるやろ?俺も刺さりまくってんだ、いつも。」
って、言葉にしなくても音楽が共有してくれてたように思う。
あの、空気が変わっていく瞬間を見るのは、身震いする程たまらないものがある。
自分の心を代弁してくれるアーティストに出会えるというのは、
本当に稀有な事で、素晴らしい事で、
wash?の音楽は、毎回毎回いちいち心の一番面倒くさい所を的確に刺してくる。
いつも見抜かれてるような、そんな気持ちにさせられる。
そして「俺は俺のまんまでいいんだ。」って、いつも奮い立たせてくれる。
それはwash?の音楽に共鳴する人は、みんな刺されてる仲間って事で、
だから音楽で繋がってんだな、って思う。
すごく素敵な事。
誰も本当のお互いの事なんてわからない。
「お前に何がわかるってんだ」って。
でも、わからないからこそ、分かり合える何かが一つでもあるのが素晴らしい事で、
それがライブハウスにある、っていう人が集まった夜だったと思う。
僕のロックスター・the pillowsの演奏もセットリストもたまらなくて、
wash?に対する愛情と、本気の気持ちがビシビシ伝わってきた最高のライブ。
初めて生で「LAST DINOSAUR」が聴けた事が個人的にすごく嬉しかった。
思わず「最高やー!」って叫んじゃったハハハー。(笑)
高速バスに乗り、ライブを観て、
仲間と酒を酌み交わして、そして高速バスで再び帰ってくるという、
なかなかのハードスケジュールでも、ナチュラル・ハイじゃなくて、
純粋にまだ興奮しているぐらい、昨日の夜はグッと心に迫るものがあった。
もっとwash?の音楽が色々な人に届いてほしい。
色んな人の心に棘が刺さって、残ってってほしい。
wash?ほど「代弁者」という言葉が合うバンドを、僕は他に知らない。
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